ゴシップガール シーズン1 第9話より:

split hairs
些細な事にこだわる、理屈をこねる、屁理屈をいう


ルーファスの妻・アリソンは、夫がリリーとつい最近も一緒に出掛け
キスまでしていた事を知り、ついに堪忍袋の緒が切れる。

問題のそのキスは、リリーが彼氏にヤキモチを焼かせたいために
ルーファスを利用した行為であり、深い意味は無かったのだが
そんな話をすればすれほど、アリソンの怒りはエスカレートしてゆく。

夫の気持ちはまだリリーに引きずられている気がして
アリソンには全てが言い訳に聞こえるのだった。

I think we’re splitting hairs here, Rufus.
あれこれと理屈をこねてるみたいだけどね、ルーファス。(アリソン)

An emotional affair is just as bad as a physical one.
心の浮気は体の浮気と同じくらい悪いんじゃないかしら。(アリソン)

Oh, please, nobody’s buying that.
いい加減にして、そんな話、誰も本気にしないわよ。(リリー)

Emotional affairs are necessary to keep a marriage alive.
心の浮気は結婚生活をより良く保つには不可欠よ。(リリー)

And how many times have you been divorced?
へえ、で、あなたは何回離婚した?(アリソン)

Alison, this is not about Lily. This is about you and me.
アリソン、リリーは関係ない。 これは君と僕の話だ。(ルーファス)


split hairs は「些細な事にこだわる、理屈をこねる」という意味で
髪を split「裂ける、分ける」、
髪を一本づつ分けるような細かさで物事にこだわる、という感じです。

ルーファスとリリーのキスに関する言い分が、
アリソンには言い訳にしか聞こえない、細々とした屁理屈はやめて、というわけです。

nobody’s buying that は直訳すると「誰もそんな物は買わない」
=「誰もそんな話は本気にしない」となります。

necessary「不可欠、必要な、なくてはならない」。

アリソンの立場だったら、リリーのようなタイプは鬱陶しいでしょうね。

自分にはもう気持ちは残ってないけれど、たまにちょっと甘い雰囲気を出して
昔の恋人の心をどこかでずーっと放さないという、困った人です。

またそれにまんまと引っかかっている夫にもウンザリなんだけども
怒りをぶちまちけると“彼女(リリー)は関係ない”なんて言われてしまう、
難しい状況ですね。



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